年金をもらうには「条件」がある?

老後に年金を受け取れるかどうかは、年金の受給要件を満たしているかどうかが重要となります。

老齢基礎年金の受給要件

老齢基礎年金は、保険料の納付済期間と保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある場合に、65歳から受け取ることができます。

また、20~60歳になるまでの40年間保険料を納めた方は、65歳から満額の老齢基礎年金を受給できます。
保険料を全額免除された期間の年金額は1/2(平成21年3月分までは1/3)となりますが、保険料の未納期間は年金額の計算の対象期間になりません。

老齢厚生年金の受給要件

次に、厚生年金の受給要件を見ていきましょう。

厚生年金の被保険者期間があって、老齢基礎年金を受けるのに必要な資格期間を満たした方が65歳になったときに、老齢基礎年金に上乗せして老齢厚生年金を受給できます。

受給金額に関しては報酬比例部分によって変わります。これは、年収次第で厚生年金の受給額が変わるのです。

厚生年金の受給額を下げたくない場合は、年収を下げないのと同時に、主に会社員が該当する「第2号被保険者」の期間を出来る限り長くすることが大切です。