とにかく何でもチャレンジし、人脈を広げた
金融機関の管理職として働くBさんは、とりあえずなんでもチャレンジしたことが役に立ったと振り返ります。
「正直、同世代と差がついたのはそこだったと思う。『自分にはまだできない』とか『自分がやるのは何か違うかも』と思うことでも、とりあえず積極的に手を挙げた。もちろん手を挙げたプロジェクトすべてに参加できたわけではないけれど、まず手を挙げることで周囲に自分の名前を覚えてもらえる」というBさん。
「それに、周囲の助けを借りながらなんとか頑張ることで周囲の人ともコミュニケーションが取れる。いろんな人と関わりができるのは社内での存在感を上げることにつながるし、いろんな会議に顔を出せば経営層にも自分のことを知ってもらいやすくなる」と話します。
ただ、単にがむしゃらにやったというワケではなく、自分なりの戦略があったと語るBさん。
「プロジェクトではそれぞれ学べる範囲が違うから、自分がまだ勉強したことのない分野の知識が得られそうだったり、幅広く人と交流できるようなものに参加するようにした。会社の同好会のリーダーも務めたし、忘年会の幹事もしょっちゅうだった」と笑います。
このように、どういうことが学べそうか、どういう人とコミュニケーションが取れそうかということを考えて仕事をすると、ゆくゆく役に立つ自分の財産を蓄積していけそうです。