「貧乏老後」を避ける資産運用3つのポイント
資産運用においての3つのポイントを私の経験からお伝えします。
① 「長期・積立」投資の視点を
資産運用は長期スパンで考えていかれることをお勧めします。
複利のメリットを最大限に活かし、雪だるま式に資産を増やしていくことにつながります。また時間の経過とともに「増え方」は加速します。
さらに積立投資のスタイルであれば、買付のタイミングが分散できるため、高値づかみを防ぐことに繋がりますので、より安定感が増す効果が期待できます。
20年、30年先を見据えた目線を持ちながら、運用を行う視点を持たれることをお勧めします。
② リスクに備える「保障」を考える
これは①を実現するために必要な考え方です。
20年~30年といった長期間運用を続けていくことを想定した場合、実はこれが非常に重要となってきます。
病気やケガ、失業といったまさかのアクシデントで収入が激減し、途中で資産運用を続けることができなくなる可能性もあります。
こうした場合に備え、働けなくなった場合や、介護が必要となった場合などに対応する、「お守り」のような、最低限の保障を準備していくことをぜひお勧めします。
③「お金のアドバイザー」を見つける
餅は餅屋ということわざがあります。
お金の悩みを、お金のプロに気軽に相談できる環境は、とてもたいせつです。
実は、「資産運用先進国」であるアメリカでは、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に資産形成について相談することはメジャーなこととなっています。
数多くある金融商品や運用スタイルの中からご自身に合うものを選ぶためには、プロの目利きが頼りになるでしょう。
人生の伴走者となってくれるファイナンシャルアドバイザーを見つけることにより、老後までの長いマラソンを走り切れるのではないでしょうか。
「老後貧乏」から「老後の安心」へ
今回は、70歳以降世帯の貯蓄事情と、老後に向けたお金のお話をしてまいりました。
人生100年時代、長くなる老後を見据えた「お金の準備」に疑問や不安があるときは、お金のプロのアドバイスを参考になさることを、ぜひお勧めします。
「老後貧乏」ではなく「老後の安心」に繋がる、お金の育て方のヒントが見つかるかもしれません。コロナ禍でも嬉しいオンライン相談会なども活用しながら、盤石のマネープランを作っていきたいものですね。