投資信託の積立投資をコツコツと

住宅ローンを抱えていたり子供の教育費がかかったりするでしょうから、30代、40代のサラリーマン世帯の金融資産は、それほど多くないかもしれません。それでも、少額で良いので株式を少しずつ購入していきましょう。

株で儲けるというよりは、預金はインフレで目減りするので、インフレに強い資産も少しは持っておきたい、ということなのですが、それ以外にも目的があります。

ひとつは、将来の株式投資に備えて株というものに慣れておくという目的です。将来退職金が出た時には金融資産の一部をインフレに強い株で持つことが望ましいのですが、その時に投資デビューするよりは、若いうちから少しずつ株式投資に慣れておいた方が良いだろう、ということですね。

それから、株を少しでも持っていると経済に興味が出て毎日経済記事をチェックするようになる、という期待を込めて買うという目的もありますね。

具体的には、個別株を選ぶのが大変なこともあり、株式の投資信託を毎月1万円ずつ積み立てていく、といったことが現実的でしょう。日経平均連動の投資信託、米国株連動の投資信託(為替ヘッジなし)あたりが入門編としてふさわしいと思います。

なお、積み立てる際には、iDeCo(イデコ)という投資優遇税制を活用しましょう。手続きは若干面倒ですが、税制上のメリットは大きなものがあるので。