「うちの実家は古い住宅街にあるからか、しょっちゅう住宅系の営業が来ます。ある日私が仕事の間に、母が訪問販売にやって来たオール電化の業者と工事の契約をしていてびっくり。

慌てて名刺の会社名を調べてみると、ちゃんと実在する会社で、値段もまぁ妥当で、うちと同じく訪問販売で契約後、問題なく使えている人の口コミも確認できたので、結局そのまま工事してもらいました。結果オーライだったのでよかったけど、変な業者もいるから気を付けてほしいです」(28歳/メーカー営業)

「マイホーム購入後、太陽光発電をつけようか考えているところにちょうど訪問販売がやって来たんです。工事費や保証もしっかりしていたのですぐ契約したんですが、後から父に報告したら『どこの業者かもわからないのにそんな高い契約を簡単にして!クーリングオフしろ!』って大激怒。

兄弟にも『あの子が契約を破棄するように説得しろ!』って連絡しだして、結構めんどくさいことになりました(笑)最終的に押し切る形で太陽光発電を取り付けて、今は問題なく稼働しています。今では父も渋々納得したみたいです」(36歳/食品会社事務)

訪問販売で購入した本人は納得していても、家族は不信感がぬぐえない様子がうかがえました。

トラブル回避のために自衛策は必要かも

普通の買い物と違い、突然自宅までやって来られる訪問販売は日常の中でもちょっと特殊なシーンです。すべての業者が怪しいわけではないけれど、信頼できる相手かはきちんと見定めたいもの。

特に高額の商品を購入する場合は、契約前にちゃんと調べた上で家族の同意を得るなど、トラブルの芽はつんでおきたいですね。

金谷 ひつじ