とは言っても、貯蓄に対する意識を常にキープし続けるというのは難しいもの。そこで、カレンダーや手帳など毎日見るものに、その月の予算を書いておくといった工夫が必要になります。

また、特に意識しなくてもお金が貯まる仕組みをつくるというのも一つの手です。銀行には自動入金/振替サービスを提供しているところもありますので、それを活用して給料日の翌日に貯蓄用口座へ一定額が自動的に入金されるように設定するのもいいでしょう。

3. ”無駄遣いしない仕組み”がない

貯蓄するだけの余裕がないという人は、どこかで無駄遣いをしている可能性があります。もちろん副業をしたり投資をしたりして所得をふやすことも大事ですが、所得をふやすのは時間も労力もかかります。その前に無駄遣いしない仕組みをつくることが肝心です。

たとえば、お金が貯まらない人にありがちなのが「クレジットカードの使いすぎ」。クレジットカードは便利ですが、お財布からその場でお金がなくなるワケではないのでつい使いすぎてしまうことがあります。

そういうタイプの人は、クレジットカードは光熱費など固定費の支払いにのみ使用し、別に生活費決済用口座のデビットカードを作ってはどうでしょうか。

デビットカードは銀行口座の残高以上の金額を使うことはできないので、普段の買い物をデビットカードで決済すれば、クレジットカードの使いすぎを防ぐことができます。

また、あらかじめ決まった金額を電子マネーにチャージして、その金額を上限に買い物をすることで使いすぎを防ぐという方法もありますので、自分に合った方法を取り入れてみてください。