「貯蓄したいけれど、思うように貯まらない」という悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。
しかし、貯蓄ができないと悩むものの、その原因について深く考え、改善策を実行している人はそれほど多くないように見えます。そこで今回は、貯金がうまくいかない4つの理由と、理由別の対策法についてまとめました。
世間の貯蓄はどのくらいか
まずは、世間一般にどのくらい貯蓄をしているのか、調査データで世代別の金額を確認します。
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」(金融広報中央委員会)によると、金融資産を保有していない世帯を含む金融資産保有額(貯蓄額)を、世帯主の年齢別に見た平均と中央値は以下の通りです。
金融資産を保有していない世帯を含む平均
- 20歳代:292万円
- 30歳代:591万円
- 40歳代:1012万円
- 50歳代:1684万円
- 60歳代:1745万円
- 70歳以上:1786万円
金融資産を保有していない世帯を含む中央値
- 20歳代:135万円
- 30歳代:400万円
- 40歳代:520万円
- 50歳代:800万円
- 60歳代:875万円
- 70歳以上:1000万円