「ゆとりの年金生活」を見据えた計画を
ちなみに日本年金機構のHPによると、令和3年(2021年)度(月額)の年金額は以下の通りです。
- 国民年金(老齢基礎年金(満額)):6万5075円
- 厚生年金※(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額):22万496円
※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
実際の年金加入状況などにより、年金額は人それぞれですし、老後に必要となるお金は世帯によって違います。とはいえ、この公的年金だけで老後を乗り切ろうとするのは、かなり心もとないと感じた方がほとんどではないでしょうか。
年金生活のスタートまでに、預貯金プラス資産運用で「手持ちの資産」を上手に増やすことができれば、繰下げ受給の制度を活用しながら、よりゆとりある老後の生活が送ることも可能かもしれません。
20代、30代といった、老後までにたっぷり時間がある若い世代のみなさんにこそ、ぜひ視野に入れておいていただけるとよい制度といえそうです。
元気で長寿時代を迎えるための健康、働き続けるスキル、そして老後の暮らしを支える「お金の準備」は、一朝一夕で手に入るものではないでしょう。
いずれも、大切な家族や仲間、そして信頼できる並走者がいるからこそ、目標に手が届きやすくなるものです。「餅は餅屋」なんてことわざがありますが、マネープランの不安は、お金のプロフェッショナルを頼りにしながら解消されるのがおすすめです。