次にタイヤの劣化についてです。タイヤはゴム製品ですから、熱や紫外線などによって傷んでいきます。タイヤが劣化していくとタイヤの表面にヒビ割れが発生してきます。
最初は側面から発生し、だんだんとタイヤの接地面のほうまで広がっていきます。タイヤのひび割れを放置したまま使用していると、タイヤが走行中に破裂(バースト)してしまう可能性が高くなってきます。
特に夏場は路面温度が非常に高くなるためバーストの危険性が増加していきます。タイヤのひび割れを見つけたら早目に交換しましょう。
また、残り溝があってもひび割れをしていなくても、年数が経過するとゴムが硬くなってきてタイヤ本来の性能を発揮できなくなってきます。タイヤを5年以上使用している場合には交換をしましょう。
タイヤの選び方は「価格重視」か「性能重視」か
いざタイヤを交換しようと思い立ったとしても、どのタイヤを選べばいいのかわからないという方もきっといることでしょう。
タイヤの価格はそれこそピンキリで、コンパクトカー用のタイヤの場合、1本あたり安くて数千円、高いと2万円以上するなど価格の幅が広いです。
高いタイヤを選べば、走行中の騒音が抑制されタイヤの食いつきが良い(滑りにくい)など快適性や安心感を得られます。
一方、すべてのタイヤが当てはまるわけではありませんが、安いタイヤになればなるほど走行中のロードノイズが酷かったり乗り心地が悪かったりもしますし、ぬれた路面を走行すると滑りやすかったりもします。