株式会社明治は2021年6月18日、育児経験のある男性を対象に「パパの育児参加状況」に関する実態調査の結果を公表しました。調査によると、男性で育休を取得していない人が約6割となりました。取得しなかった理由として、「取得しづらい雰囲気がある」、「人員不足」など環境面を挙げる声が多数を占めています。

そこで今回はこの内容を詳しくチェックしていきます。そのうえで、2021年6月3日に成立した改正育児・介護休業法についてもみていきましょう。

男性の育休取得は4割に「2週間以内」約半分に

調査は、0~1歳未満の子を育児中の25歳~39歳の男性590名から回答を得ました。

それによると、育休を取得していると回答したのは40.3%にとどまり、約6割が取得しなかったことがわかりました。さらに、育休を取得している人のうち、約半分である 22.7%は2週間以内と短期間の取得にとどまっています。

     【出典】株式会社明治「『パパの育児参加状況』実態調査」

また、育休を取得しなかった人の理由としては、主に下記の通りです。

  • 取得しづらい雰囲気がある
  • 職場の人員が不足していた
  • 所得を下げたくない

主に仕事関連に“環境の壁”があることが明らかになりました。

それでは、日本全体における、男性の育休取得率はどうなっているのでしょうか。