食卓で高まるレタスの存在感

レタス、実は“アレ”の仲間?

さて最後にちょっとしたトリビアを。皆さん、レタスはキク科、つまり菊の仲間だということをご存知でしたか?岐阜大学教育学部理科教育講座のウェブサイトによれば、キク科の中でも「タンポポ亜科」に属するレタスは、その名の通り、タンポポの仲間なんだそうです。ちなみに似たような見た目のキャベツは「アブラナ科」だそう。実は異なる種類の野菜だったんですね。

独立行政法人・農畜産業振興機構によると、野菜全体の消費量が減少する中でレタスの一人あたりの購入量は増加。平成23年に一人あたりの年間購入量は1861グラムでしたが、7年後の平成30年には2107グラム。すなわちレタス一玉分ほど増加しています。

また小売価格についてもジリジリと値を上げており、同じく平成23年には1キログラムあたり440円だったレタスは、7年後の平成30年には503円。価格は上昇しているのに年間の購入量は増えているというあたり、人気の根強さを感じさせます。健康志向が高まる中、サラダに欠かせないレタスの存在感は増しているようです。

手軽にレタスを消費できる“焼きレタス”。これを機会に代表的なレタス料理となれるのか?しばらく注目していきたいですね。

参考資料

増田 雄三