2021年4月、改正高年齢者雇用安定法が施行されました。これにより、企業の努力義務として、70歳まで働くことを希望する人の雇用確保が求められます。定年後も働き続ける人は増えていくでしょう。
とはいえ、定年後は給料が下がるケースも多いようです。
やはり、老後の生活を支える大きな柱は公的年金になる人が大半でしょう。
そこで、年金はどのくらいの人がもらっているのか、そしてゆとりある老後を暮らすために何ができるかを解説していきます。
国民年金はどれぐらいもらえる?
まずは、2020年12月公表の厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金国民年金事業の概況」より、年金をもらっている人の数を確認していきます。
年金には、主に下記の2種類があります
国民年金…自営業者など第1号被保険者と専業主婦(夫)など第3号被保険者が受け取る
厚生年金…会社員や公務員など第2号被保険者が受け取る
まずは、国民年金からみていきます。
国民年金の平均年金月額は全体で5万5946円です。
そのうち男性が5万8866円、女性が5万3699円です。男女差はあまりありません。
それでは、男女別にいくらもらっているかも見てみましょう。