老後の生活が不安…

仮に会社員の男性と専業主婦だった場合、2人の年金は平均で16万4770円+5万3699円=約22万円の年金収入があることになります。

22万円で老後の生活を送ると考えると、少し不安に感じる人もいるのではないでしょうか。

そこで、1人ひとりがゆとりある老後を過ごすために、準備をする必要が出てきます。その方法のひとつに、資産運用があります。

「資産運用」と聞いて、あなたはどんな印象を持つでしょうか。株式や不動産投資などをイメージされる方も多いでしょう。また、「失敗したら財産を失うかもしれない」を思っている人もいらっしゃるかもしれません。

しかし本来、資産運用とは一攫千金を狙うギャンブルなどとは違い、目標を設定し、目的を持って金融商品を選び、計画的に実施するものです。

そこでおすすめなのが、国の税制優遇制度であるつみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)です。

一番のメリットは、運用益が非課税となる点です。一般的な投資信託の場合は運用益に約20%課税されることを考えると、その良さがわかるのではないでしょうか。

資産運用はすぐに結果が出るものではありません。長期間の運用が、成績を安定させることにつながります。

現役世代の方であれば、ある程度安定して収入を稼げている人も多いでしょう。しかし、老後はそうはいかないかもしれません。老後の生活がスタートするまでの20年~30年を、資産運用の期間に当てることを検討してみてもよいかもしれません。