「老後資金、どうやって準備すればいいのか」
ここまでのお話で、「老後資金の準備を、どう進めればいいのかわからなくなった…」と困惑された方もいらっしゃるかもしれません。
まずは、月並みではありますが「貯蓄」を増やすことが基本です。しかし、低金利時代と呼ばれる今、銀行などの預貯金としてお金を持ち続けても利息はほとんどつきません。
そこでぜひ検討していただきたいのが、「資産運用」を取り入れる、という視点です。
日本人はしばしば投資を好まない、と言われますね。「資産運用」という響きに対し、ネガティブなイメージを持っていらっしゃる方も多いようです。
しかし、「お金に働いてもらう」という資産運用の視点は、上手なライププランニングを行ううえで、欠かせないツールであると筆者は考えています。
「若いころから、少額からでもコツコツと」運用を続けていくことは、効率よくお金を育てていくことにつながります。老後を見据えたお金の準備をするためには、ぜひ検討していただきたいスタイルです。
お金の悩みは、お金のプロに。
資産運用にはさまざまなスタイルがあり、金融商品の種類も数多くあります。投資ビギナーのみなさんの場合、「お金のプロ」のアドバイスなどを参考にしながら、ご自身にあったものを選んでいかれるとよいでしょう。
「退職金だけで老後は乗り切れそうか不安…」そんなお悩みは、ぜひお金のプロにぶつけてみましょう。解決に向けたヒントが見つかるかもしれません。
参考資料
- 日本経済団体連合会 2018年9月度「退職金・年金に関する実態調査結果」
- 金融庁「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書『高齢社会における資産形成・管理』」
- LIFULL介護「老人ホームの費用相場」
- 公益財団法人生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」
岡崎 泰輔