老後の不足額は2000万円じゃなかった!? 忘れると危ない「特別支出」とは

copy URL

なかなか予測できないのが介護費用

介護費用については、どの施設・サービスを選ぶかによって費用は大きく変わってきます。公的な介護保険施設の場合、費用が安いのが魅力ではありますが、その分入居希望者も多く、人気のある施設ではたくさんの人が順番待ちをしていて、なかなか入所できないという現状もあります。

一方で、民間の介護保険施設の場合、まとまった一時金の支払いがあったり、毎月の利用料も比較的高いこともあり、金銭面で入所が難しいケースもあるでしょう。

今の現役世代が高齢者になる頃には、今よりさらに平均寿命が延びている可能性もあることを考えると、介護費用は老後資金の一部として準備しておかなければならないと心に留めておく必要があるでしょう。

おわりに

金融庁のレポートでは、2017年の家計調査の数字を基に毎月の生活費の不足分が30年間で2,000万円と試算したものであって、実際には受給する年金額によって、かなり個人差が生じると考えられます。

そして、老後のお金で忘れてはならないのが、生活費以外の費用です。この金額によって、必要な老後資金は大きく変わってきます。まずは、ねんきん定期便や日本年金機構のねんきんネットから、将来もらえる年金額を調べるところから始めてみてはいかがでしょうか。

つみたてNISA100%活用術 無料オンラインセミナー

参考資料

中野 令子

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
  • 中野 令子
  • ファイナンシャルプランナー/コラムニスト

1級ファイナンシャル・プランニング技能士。大手証券会社で約17年勤務。個人と法人向けに金融商品の販売に従事。現在は家業を手伝うかたわら、資産運用や保険のコンサルを行う。毎日の生活の中にあるお金をテーマに「くらしとお金の経済メディア LIMO」に執筆するほか、「女性の老後のためのメディア ミュゲ」の監修者として活動中。難しくて敬遠しがちな金融のしくみについて、わかりやすく説明。プライベートでは2児の母として、奮闘する毎日。