しっかり備えたい「人生の三大支出」

2019年、金融庁のレポートをきっかけにクローズアップされた、いわゆる「老後2000万円問題」。これをきっかけに老後を見据えたマネープランを見直されたご家庭も多いでしょう。

家族構成や年収、そしてライフスタイルは人それぞれですので、「いくら貯蓄できていればよい」という正解はないでしょう。

ちなみに、若い世帯の悩みの種である「住宅ローン」と「子育て費用」が落ち着き始める50代は、年収のピークを迎える人が増える時期でもあります。

お子さんの進学や、マイホーム取得といった、時期や金額の見通しが立ちやすい出費については、計画的な対策がしやすいかもしれません。

では「老後のお金」については、どうでしょう。30代・40代のみなさんであれば、まだ先の話でピンとこない、という方が多いことはごく自然なことです。

効率的にお金を貯めて、育てるために、ポートフォリオに資産運用を組み入れる方法もお勧めです。さらにいうと、資産運用は運用期間が長ければ長いほど、安定した運用成績が期待できることがわかっています。

教育費、住宅費、そして「老後資金」は、人生の三大出費などと呼ばれていますね。

リタイヤ後の暮らしを見据えたお金の準備も、できるだけ早めに意識しておきたいものですね。マネーのプロを味方につけて、盤石の備えをなさることをお勧めします。

参考資料

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、ゆうちょ銀行,郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構,銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金,生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式,債券,投資信託,金銭信託等の有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価,債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と,社内預金,勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいう。