「退職金」だけに頼る老後から、脱却しよう

今回は、会社員の退職金事情について、「退職理由」にフォーカスして見ていきました。

経験者採用を通じて即戦力を求める企業が増え、キャリアアップを目指して転職することは、もはや「当たり前」の光景です。

かつて主流であった一つの場所で定年まで勤めあげるスタイルは、選択肢の一つではありますが、いまどきの主流ではない、といえるでしょう。

学歴や勤続年数の影響を強く受ける「これまでの退職金制度」は、企業・働く側いずれにとっても、メリットが薄いものとなっていくことも推測できそうです。

すでに退職金制度を見直し、企業型確定拠出年金を導入する企業も増えています。これから老後を迎える私たちに求められているのは、「自助努力」によって老後資金を作っていく姿勢かもしれませんね。

そこでぜひ視野に入れていただきたいのが、「資産運用」です。

「資産運用」と聞くと、「ギャンブルのような危険なもの」という印象を持たれる方もいらっしゃるでしょう。しかし、資産運用とギャンブルは別のものです。

資産運用は「計画的に」、ゴールに向けてコツコツと続けていくことで実を結ぶものといえるでしょう。

退職金だけを老後の命綱とすることは、やはりかなり心許ないといえるでしょう。働き盛りの現役世代のうちから、お金を「貯めて、育てる」意識を持つことがたいせつです。

また、マネープランの見直しや資産運用の疑問などは、「お金のプロ」に相談することで、不安が和らぐかもしれません。

参考資料

岡崎 泰輔