60代の貯蓄に格差が！知らないと損する社会保険とは？

知らないと損？活用したい社会保険

老後を豊かに暮らすため、少しでもお金は多く持っておきたいもの。

退職金や年金が老後の代表的な収入ですが、実はそれ以外にも活用できる制度があります。その役割を果たすのが社会保険です。働く意思のある人には、60歳以降も利用できる制度がいくつかあります。

まずは雇用保険の基本手当、いわゆる「失業給付」です。

65歳未満で無職の間は、基本手当を受けられます。基本手当は賃金日額（ボーナスを除く退職前6か月間の1日あたりの平均給料）に一定の割合を掛けた金額です。給付率は60歳未満は50〜80％、60〜64歳は45〜80％です。

65歳以上の高年齢被保険者が離職して「失業の状態」にあるときは、高年齢求職者給付金が受け取れます。

こちらは被保険者であった期間に応じて基本手当日額の30日分、または50日分に相当する金額が支給されます。

このように、社会保険の制度をうまく活用すれば、老後に余裕をもって生活できそうです。

高齢になると病気やケガ、また家族の介護など、働く時間を確保するのが難しくなる可能性があります。少なくとも、現役時代のような収入を得ることは多くの人にとって困難です。

「ちゃんと貯金しておけばよかった…」と後悔しないように、現役時代から準備しておきましょう。