60代の貯蓄は大きな格差が

では次に、みなさんがいくら貯蓄を保有しているのか、具体的に貯蓄額別にみていきます。

  • 金融資産非保有：18.3％
  • 100万円未満：3.5％
  • 100～200万円未満：4.0％
  • 200～300万円未満：4.0％
  • 300～400万円未満：3.3％
  • 400～500万円未満：4.0％
  • 500～700万円未満：5.3％
  • 700～1000万円未満：7.5％
  • 1000～1500万円未満：7.5％
  • 1500～2000万円未満：6.3％
  • 2000～3000万円未満：13.3％
  • 3000万円以上：19.6％
  • 無回答：3.3％

金融資産非保有世帯、すなわち「貯金ゼロ世帯」が18.3％いる一方で、3000万円以上の世帯が19.6％。また、貯蓄2000万円以上を持つ世帯と、300万円未満の世帯がともに約3割。

やはり、60代の貯蓄には大きな格差があることがわかりますね。

現役時代から、老後に備えてどれだけ貯蓄してきたかが、ここまでの格差を生み出す一因となっているのかもしれません。

退職金があるかどうかも、大きな要因になりそうです。退職金制度がない会社に勤めている方で、かつ老後資金に不安を持たれている方は、退職金に変わる資産をじぶんで準備していく必要があるかもしれません。