「大切なものを見極める機会になった」(同率3位)、「自分の成長のために時間を使いたいと思った」(5位)

当たり前だと思っていたモノの大切さを再認識するのと同時に、当たり前だと思っていたモノが、実はそれほど重要でなかったと気づいた人もいたようです。特に、テレワークやオンライン授業は、まだまだ改善点はあるとしても、感染対策以上にメリットを感じた人は少なくないかもしれません。

「生活費はもっと節約できる」(10位)、「オンラインのサービスが増えて便利」(11位)

筆者の個人的な経験でも、コロナ前より買い物に行く回数が減ったことで無駄な買い物が減り、それほど無理をせずに生活費が減少しました。また、オンラインサービスを上手く使うことで、少しだけゆとり時間を持てるようにもなりました。感染防止のためにしていた行動なのですが、主婦には嬉しい気づきだと感じています。

やっぱりコロナ前の生活に戻りたい

一方、現状の生活を維持したくないと答えた人にその理由を聞いたところ、「不自由やストレスで楽しくない」「自由に外で活動したいから」「人と交流や会食がしたいから」の3つが上位に挙がりました。我慢の生活が長く続いていますから、こう考えるのも無理はないでしょう。

おわりに

2人に1人が、アフターコロナも今のまま過ごしたいと考えることに疑問を感じた人もいるかもしれません。けれども、辛いことも多かったコロナ禍の1年が様々なことを改めて考える機会になり、多くの人が新たな気づきを得たからだと考えると、納得がいくのではないでしょうか。アフターコロナの生活では、単純にコロナ前に戻るのではなく、そんな多くの人の気づきが活かされるといいですね。

参考資料

中野 令子