厚生年金受給額、ひと月「10万円未満」の割合は?
先ほどの受給額分布を見ると、ひと月あたりの厚生年金受給額が「10万円未満」の人の割合は、男性で約10.6%、女性で約50%となります。
さらにひと月あたり「5万円未満」の層に絞ると、男性で約1.4%、女性で5.9%となることが分かりました。
蛇足ですが、いわゆる「高額受給者ゾーン」のほうは、「30万円以上」が男性で全体の約0.17%、女性は全体の約0.007%となっています。
「厚生年金は国民年金よりも手厚い傾向がある」というイメージは間違いではありません。しかし、加入状況や現役時代の収入により、老後の受給額には個人差が生じることが分かります。
たとえば、奥様がご主人の扶養内でお仕事をされるかどうか迷われるご家庭も多いかと思います。つい現時点での世帯収入だけに目が行きがちですが、老後の「夫婦の年金収入」がどう変わるかも考慮しつつ、家族のライフスタイルに合う働き方を見つけていきたいものですね。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)