還暦直前では遅い!?「老後のお金」準備はいつから?

住宅ローンや教育費が一段落ついた50代以降に貯蓄のピッチを上げる予定のご家庭も多いでしょう。また、60代での定年時に受け取る退職金を運用して、年金不足に備えるつもり、という方もいらっしゃるかと思います。

収入や貯蓄ペースには世帯差・個人差が出るのは自然なことです。また、30代・40代の若いご夫婦に、「老後の暮らしやお金」ってイメージしにくいのではないでしょうか。住宅ローンや教育費で手一杯、という時期に「老後資金の準備」なんて難儀なことを…という声も聞こえてきそうですね。

ここで、ちょっと強調してお伝えしたいことがあります。

小さい額からでもオーケイでしょう。老後を見据えたお金の準備は、できるだけ早めのスタートがカギを握る、といっても過言ではありません。

ときには2000万円、ないしはそれ以上必要ともいわれる「老後資金」は、一朝一夕で用意できるものではありません。そして、超低金利政策が続くいま、銀行などに漠然とお金を預けているだけでは、資産を増やすことにはつながりにくい、というのが現状といえます。

そこで取り入れていただきたいのが、ご自身だけではなく「お金」にも働いてもらう、つまり「資産運用」を取り入れる、という視点です。そして、資産運用は、時間をかけて長く運用するほどリスクが減り、リターンが安定する傾向があります。複利の効果で資産を雪だるま式に増やすことにもつながることも、ぜひ意識しておきたいところです。