60代の「ねんきん・ちょきん」長寿時代の貯蓄術

Elena Elizarova/shutterstock

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みなさんはご自身が老後にどれくらい年金を受け取れるかを確認されたことはありますか?

受け取れる年金の目安額は、ねんきん定期便や日本年金機構の「ねんきんネット」から確認できますが、ねんきんネットに登録していない、定期便は見方がよく分からないという方も多いかと思います。

私は以前、生命保険会社でマネーセミナーの講師やマネープランニングのアドバイザーをしており、1000人以上のお客様のお金の相談を受けてきました。

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相談のなかで多くの方が口にされたのは、「年金だけで生活していけるのか」「貯金をどのくらいしておけばいいのか」といった老後の年金生活に対する不安でした。

そこで今回は、実際に老後60代のみなさんがどのくらいの年金を受け取っているかの実態を把握していきながら、年金生活を支える貯蓄の準備について考えていきたいと思います。

60代の「ねんきん事情」老後の受給額の差はいくらか

厚生労働省年金局が公表している「令和元年度(2019年度) 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(参考資料2)から、60代の年金受給額の平均を見ていきます。

厚生年金保険(第1号)の平均年金月額

  • 60~64歳:7万6681円(受給権者数:140万409人)
  • 65~69歳:14万2972円(受給権者数:374万98人)

国民年金の平均年金月額

  • 60~64歳:4万2023円(受給権者数:23万214人)
  • 65~69歳:5万7108円(受給権者数:733万6368人)

厚生年金と国民年金を比較すると、厚生年金の方が手厚いことはいうまでもありませんが、いずれにせよ、現役時代の収入からは激減しているケースがほとんどでしょう。

この結果を見ると、年金生活のスタートまでにどのくらい貯蓄ができるかによって、老後の生活水準が大きく変わるといえるのではないでしょうか。

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執筆者
森重 由里子

学習院女子大学卒。卒業後は地方局のアナウンサーとして活躍。結婚、子育てを経て、未経験ながらも金融業界に転職。前職のオリックス生命保険では優秀な成績を収め、数々の賞を受賞。マネージャーに昇格後は部下の育成にも携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。