そこで、重要になってくるのがお金にも働いてもらうこと、つまり「資産運用」です。
運用をする上で、重要なポイントは3つあります。
ポイント①「複利」
1つ目は「複利」です。運用から得たリターンを手元に受取らずに、それも含めて再度運用に回し投資を継続する方法で、これを行うことで雪だるま式に資産を増やしていくことにつながります。
ポイント②「長期積立投資」
2つ目は「長期積立投資」。過去の実績からも投資期間が長い方が、運用リターンも大きくなる傾向あります。また、積立投資を行うことで買値を分散することができ、結果的に高値掴みを防ぐことができます。
ポイント③「リスク管理」
最後は「リスク管理」です。長期積立投資を行う上での最大のリスクは、途中で投資が継続できなくなることです。10年先、20年先も継続できるよう、自分にとって無理のない金額から始めることをお勧めします。
まずは相談から
政府の後押しもあり、以前に比べると「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」のような、個人投資家にお得な制度が充実してきました。
それでも、投資初心者にとっては自分に合っている金融商品や制度を選ぶことは、なかなか難しい作業であることに変わりはありません。
まずは、知識と経験を兼ね備えたお金の専門家に相談することから始めてみるといいかもしれませんね。
参考資料
- 日本経済団体連合会「退職金・年金に関する実態調査結果」(2018年9月度)
- 金融審議会「市場ワーキング・グループ第21回(厚生労働省提出資料)」
- 公益財団法人生命保険文化センター〈「生活保障に関する調査」/令和元年度〉
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マネイロ「資産運用ガイド」
佐藤 雄基