運転中にヒヤリと感じたことの上位3つを挙げると、「人や自転車が飛び出してきた」(53.1%)が最も高く、次いで、「走行中に前のクルマに追突しそうになった」(33.0%)、「動物が飛び出してきた」(24.4%)という結果でした。

1位と3位については対自動車ではないヒヤリ体験ということですが、中でも1位の飛び出しについては多くの方が経験をしています。特に子供の飛び出しについてはヒヤリとする機会が多いのではないでしょうか。

自らが車を運転してみないと危ないと思わないということも経験上ありますから、車を運転する側としては「来てしまうかもしれない」あるいは「こんなこともあるだろう」ということを考えた運転を心掛ける必要がありそうですね。

また、降雪したり路面が凍結する地域では「クルマがスリップしそうになった」というヒヤリ体験がある人の割合も多いので、お住まいの地域の道路事情によって注意すべき点が変わってくることもありそうです。

おわりに

当たり前のことではありますが、事故等を起こさないためには、「スピードを出しすぎない」「ゆとりをもった車間距離をとる」あるいは「急のつく運転をしない(急発進・急ブレーキ・急ハンドルなど)」といったことを心がけることが必要です。

コロナの収束までにはまだまだ時間がかかりそうな状況で、感染を防ぐために極力車を使って移動しているという方も多いかと思います。いま一度、自分自身の運転を見直してみてはいかがでしょうか。

参考資料

宇野 源一