米株の下落などを受け、日経平均も3日連続で下げる
2021年5月14日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より636円46銭高の28,084円47銭でした。前日まで3日連続で下げ、前日13日の終値は27,448円01銭と、心理的な節目である28,000円も割り込んでいました。
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均やナスダック総合株価指数などが大幅安となったことから、日本株も連れ安となりました。米株下落の要因は、12日に発表された4月の消費者物価指数(CPI)です。前年同月比で市場予想以上に上昇したことから米長期金利も上昇。ハイテク株などが売られました。
今週の動きはどうなるでしょうか。引き続き、米株の動きに振られる展開が続きそうです。14日の東京株式市場での日経平均の反発は、前日の米株式相場が上昇した流れを受けてのものでした。米長期金利の上昇が一服したことから、ハイテク株などが買い戻されました。
14日の米株式市場でダウ平均は続伸し、前日比360ドル68セント高の34,382ドル13セントで終えています。日本株も週初から底堅い動きになるのではないでしょうか。
米株はまるでジェットコースターのように乱高下する動きが続いています。FRBなど、要人の発言によっても株価が急に動くことがあるので注意が必要です。
難しい局面が続きますが、好業績の企業についてはしっかりと買われる動きとなっています。国内ではコロナ禍による今後の業績の見込みが改めて判断される局面になっています。
感染拡大に歯止めがかかっておらず、直接的に影響を受ける業態もありますが、その状況下でも見通しを上方修正する企業もあります。主要企業の決算も出そろったことから、有望な銘柄をしっかりと物色したいところです。