生活を見直す

生活の見直しも重要です。ビールを発泡酒で我慢する、といった節約の前に、大きな支出項目について本当に必要なのかを考えてみましょう。生命保険は本当に必要ですか?

50歳代ともなれば、万が一の場合に死亡退職金が受け取れるかもしれません。あるいは子供が大きくなっていたら、父親に万一のことがあっても何とかなるでしょう。子供も母親も働いて自分の生活費くらいは稼げるでしょうから。

自動車は必要ですか? 都市部に住んでいるなら、自動車を手放して公共交通機関を使いませんか? 自動車は維持費や買い替え費用などが高いので、これを手放すことができるなら、少しくらい贅沢にタクシーを使うことにしても問題ないでしょう。毎日駅まで歩けば健康にも良いはずです。

退職金は社内預金だと考える

50代のサラリーマンは、退職金のことも考える時期かもしれません。その際に重要なことは、退職金は「永年勤続のご褒美」ではなく「社内預金の満期」だと考えることです。

「自分の給料はもっと高いのだが、会社が強制的に天引きして社内預金をさせている。それが満期になるのが退職日なのだ」と考えることで、良いことが少なくても二つあります。