皆さんは、ご自身の貯金額が同世代の中で多いのか少ないのか、気になったことが一度はあるのではないでしょうか?

同世代の中で自分の立ち位置を確認することも、もちろん大事ですが、他の世代との差を確認することで今後自分がしなければならない対策が見えるものです。

本日は日系金融機関で10年以上の勤務経験がある私から、年齢別貯金額からみる、世代間格差の現実についてお話しします。

各年代の貯金額はいくらか

さっそく各年代の貯金額を見ていきましょう。

金融広報中央委員「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査][二人以上世帯調査](令和2年)」をもとに、各年代の平均値と中央値をみると以下の通りでした。

[単身世帯]金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 20歳代:[平均値]113万円[中央値]8万円
  • 30歳代:[平均値]327万円[中央値]70万円
  • 40歳代:[平均値]666万円[中央値]40万円
  • 50歳代:[平均値]924万円[中央値]30万円
  • 60歳代:[平均値]1305万円[中央値]300万円

[二人以上世帯]金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 20歳代:[平均値]292万円[中央値]135万円
  • 30歳代:[平均値]591万円[中央値]400万円
  • 40歳代:[平均値]1012万円[中央値]520万円
  • 50歳代:[平均値]1684万円[中央値]800万円
  • 60歳代:[平均値]1745万円[中央値]875万円