煮つまり感のある日経平均、足元は調整も中長期的には上昇トレンド維持

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年5月2日

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今週、東京市場は大型連休のため、営業日が2日しかありません。一方で、米国では重要な経済指標の発表が予定され、3日には4月ISM製造業景況指数、5日は4月ADP雇用統計と4月ISM非製造業景況指数、さらに7日には4月雇用統計も発表されます。

市場への参加者も少ないことから、急に値が動くこともあるので注意したいところです。

75日線に上値を押さえられながら価格は煮つまる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週ローソク足の実体が、25日線だけでなく、75日線も割り込みました。先週はこれを回復できるかどうかが大きなポイントでした。

実際にはむしろ、75日線に上値を押さえられるような形で小幅にもみ合い、前週末からさらに200円以上下落してしまいました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。昨年10月末からの上昇トレンドで、75日線は強い下支えになっていました。これを割ってしまったことはやや心配です。

チャートの形を見ると、高値は、2月16日の高値(30,714円)から3月18日の高値(30,485円)、さらに4月6日の高値(30,208円)と次第に上値が切り下がってきています。

ただし、下値は、3月5日の安値(28,308円)、3月24日の安値(28,379円)、先週の4月21日の安値(28,419円)と、こちらは逆に切り上がっています。つまり、価格の上下幅が徐々に小さくなり煮つまってきているような状況です。

これをどちらかに抜けるかによって短期的な相場の流れが決まるわけですが、週足や月足などの中長期的なチャートで見ると、上昇トレンドには変わりがありません。昨年10月以降の上昇に対する3分の1押しにも達していないのです。そういう点では、足元の調整も、押し目買いの好機と言えるでしょう。

煮つまりの下限である28,300円付近を割り込まない限りは、まだ反発のチャンスがあります。特に、上値抵抗線を超えていくようであれば、再度3万円台回復や定着も見えてくるでしょう。

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下原 一晃

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執筆者
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。