子どもと対等な目線でお金のことを話し合う

「今は6歳と8歳になった子ども2人と妻と私の4人で月に1回、家族会議をして色々なことを話し合っている。その中で、お金の話もする」と話すAさん。

「家族が一体感を持ってお金の使い方を考えることがとても大事だと思った。子どもだからといってのけ者にするのではなく、小さくても家族会議に参加させる。それが当たり前だという空気を作って、お金のことを自分事としてとらえるきっかけにしたかった」と言います。

「子どもがお金の使い方を自分で考えるというのが大事だと思っているので、2人に予算を1万円割り振って、そこから子ども関連のお金はすべて出費する」のだそう。

「長男は『公文を続けたい。でも、ゲームも欲しい。ゲームを買うにはお金が足りないから、公文のお金から余ったお金を貯めて買う』と言うし、次男は『大好きなサッカー教室は続ける。シューズがボロボロになってきたから、今月は節約しなくちゃ』と張り切っている。正直、妻も私もここまで子どもたちが自分で考えられるようになるとは思っていなかった」と続けるAさん。

「親である自分たちもお小遣い制で、その使い道は家族の前で発表する。『パパ、スマホのゲームやめたら?』とか『ママ、前も同じような服買っていたよ』と子どもから指摘が入ることもある」と苦笑いで話してくれました。

家族みんなの「ご褒美代」を設ける

主夫業のかたわら、最近は業務委託の仕事を請け負うようになったというAさん。そこで、業務委託の報酬から家族に「ご褒美代」と称して1~2万円を毎月支出しているのだとか。