中学校に進学すると、小学校とは全く違う雰囲気に戸惑う子も少なくないでしょう。特に部活動は中学校生活において大きな存在。大人になっても記憶が鮮明に残っている、という人もいるかもしれません。

夕方まで続く練習、そして先輩後輩の上下関係。入部する部活の選択によって、中学校生活がガラリと変わるほどのインパクトがあるものです。

さらに、部活動選びで気を付けなくてはいけないのが家計への負担や送迎の負担。「もう中学生になったし」と子ども任せでいたら、部活動に関する出費や親の負担が思った以上に大きかった…ということも珍しくありません。そのため、ある程度、情報収集をする必要があるようです。

部活動費はどのくらいかかる?

文部科学省が隔年で発表する「子供の学習費調査」では、授業料や教育費、塾などの補助学習費など、幼稚園児~高校生の学習に関する費用を調べています。

最新の「平成30年度子供の学習費調査」によると、部活動費を含む教科外活動費は公立中学校で年間2万9308円、私立中学校では年間5万5796円という結果でした。

このデータだと公立中では1年間で約3万円、つまり1カ月約2500円ということになります。一見すると家計への負担はさほど大きくなさそうです。

しかし、中学校の部活には”放課後に行われるもの”以上のこともあります。公立学校の運動系の部活といっても、その地域の強豪校だと休日に練習試合が組まれることもよくあります。