では「再生可能エネルギー発電促進賦課金」とは何かというと、電力会社が、再生可能エネルギー(太陽光・風力・バイオマスなど)で発電した電力を一定期間・一定金額で買い取る「固定価格買い取り制度」というものがあります。

この電力会社が買い取った費用を、電気を利用する人にも負担してもらうことで再生可能エネルギーの普及を目指す、その負担金が「再生可能エネルギー発電促進賦課金」というわけです。

5月以降も電気料金は下がらない!?

上記のように、燃料費調整制度は変動する燃料費の価格を電気やガスの料金算定に反映させるものですが、算定期間と実際に料金に反映される時期にはタイムラグが生じます。

たとえば、11月〜1月の平均燃料価格が翌4月分の燃料費調整に適用され、12月〜2月の平均燃料価格が翌5月分の燃料費調整に適用されるという形です。

原油価格(WTI)は、2020年11月に1バレル40ドル前後で推移していましたが、2021年3月には1バレル65ドル前後、4月時点では1バレル60ドル前後で値動きしています。5月分と6月分の値上げもすでに決まっていますが、これだと7月以降も値下げは期待できないかもしれません。

プランの見直しで電気やガスの料金を安く

しかし、これから暑くなる季節。暑さに耐えての節約にも限界があります。そこで考えたいのが、いま契約している電気やガス会社での料金プランの見直しです。

たとえば、筆者が暮らす地域の電力会社である関西電力のウェブサイトでは、現在の契約状況やひと月あたりの電気料金などの簡単な質問に答えるだけで、最適なプランを見つけることができ、電気料金の試算も簡単に行えます。

また、電気とガスを別々の会社で契約している人は、契約を一本にまとめるだけで電気・ガス料金が安くなるプランも用意されています。