1位の「円定期預金(積立含む)」は身近な銀行で始めやすく、元本割れのリスクもないため、普通預金の延長線上で行っている人も多いでしょう。普通預金に比べれば金利も良いこと、また中途解約の手間がかかる分、手を付けずに貯めやすいということもあります。

ただ、定期預金の金利が普通預金に比べて良いとはいえ、現在は超低金利の時代。一般的な都市銀行の定期預金の利率は0.002%ですから、これのみで将来に備えることは困難です。

一方、30%前後の女性が「実際に行っている・興味がある」と回答したのが「NISA(積立含む)」「投資信託(積立含む)」「株式投資」。

NISAには以下の種類があるので違いを見てみましょう(これ以外にも未成年者が対象の「ジュニアNISA」があります)。

  • 一般NISA…投資対象は株式、ETF、投資信託等。年間120万円まで非課税投資枠となり、非課税期間は最長5年。
  • つみたてNISA…投資対象は一定の要件を備え、金融庁に届出された投資信託、ETF。年間40万円まで非課税投資枠となり、非課税期間は最長20年。

このように、2つは対象となる金融商品が異なり、また併用できないのでどちらかを選択することになります。

ソニー銀行の調査では、NISAが定期預金に次ぐ2位となっていますが、その理由は非課税枠による節税メリットにあると思われます。一般NISAを例にすると、具体的な節税額は以下のようになります。