3か月ごとに出費を見直す話し合いをする

5歳の子どもがいるBさん夫妻は、毎月、出費の見直しをするための話し合いをしているのだそう。

「お金の会、と名付けて夫とお金のことを話す機会を設けている。最近は子どもも一緒に3人でするようになった。話し合いといっても、そんなカタいものではなくて『今度アレほしいね』とか『買い替えたいね』という話も含めて、お金に関することならなんでも話していいというざっくりしたルール」とBさん。

子どもが参加するようになって、『あのオモチャがほしい』と言ってくることも多く、『じゃあそのために何を削る?』という話もしてみる。子どもなりに、あるものにお金を使うときには何か別のものを我慢しなきゃいけないのかな、ということを認識してきた様子」と言います。

そして、家族3人で話すからこそみんなが自分事として家計管理のことを考えられるのだと言うBさん。「毎月『この前買ったコレ、意外とあんまり使っていないね。無駄だったかも』と話したり、『先々月は電気代が高かったね。ちょっとエアコンをつけすぎたかも』と話したりして、みんなで意思統一できる」と笑います。

「『1万円削るまで終われない』というようなゲーム感覚で、みんなで『これで2,000円削れそう!』とか『スマホ代をもうちょっと安くするために、どんなプランがあるかを見てみようよ!』とアイデアを出し合ったり、たまに子どもから『前にそれ買わないって言っていたよ』と注意されたりすることもある。無駄な出費が抑えられて、みんなが納得できるものにお金を使う良いサイクルになっている」とのこと。

子どものお金の教育を、こうした自然な形でできるのは理想的かもしれません。実際、家族みんなで出費を抑える方法を考えることで、毎月1万円~2万円ほど節約でき、以前よりもかなり貯金する余裕が増えたと話していました。