10万円程度の安全装備とすると、現行の車であればバックモニター類や安全対策としてのドライブレコーダーを取り付けてちょうど10万円くらいという見立てとなりますので、予算的にはそれほど多くはないということがわかるのではないでしょうか。

高齢者には「サポカー補助金」も

車の安全というと、最近特に目立つのが高齢ドライバーの事故です。

ほぼ毎日といってもいいくらい「アクセルとブレーキの踏み間違い」や「高速道路などでの逆走」というニュースを見聞きしますが、こうした事故を少しでも減らすことを目的とした「サポカー補助金」という制度があります。

これについて少し説明すると、「衝突被害軽減ブレーキ」や「ペダル踏み間違い急発進等抑制装置」が搭載された安全運転サポート車を購入する場合には最大10万円、後付けでこれらの装置を取り付けた際には最大4万円の補助を受けられるという制度です。

この制度については、およそ4割の人が「知らない」と回答していますので、広く浸透してるとはいえなさそうです。

身内にご高齢の方がいて車を日常的に使用しているという場合には、こういった制度を活用して安全性の高い、事故を起こすリスクを少しでも軽減できる車に乗り換えるように勧めてみるのもいいでしょう。

なお、サポカー補助金の対象者・対象装置などの概要については経済産業省の「サポカー補助金」ページをご参照ください。