厚生年金の受給額「月25万円超」の割合は?
さきほどの分布状況から、厚生年金を毎月25万円以上受給している人は、男性で全体の約2.87%、女性は全体の約0.085%となることが分かります。
いずれも「ほんとうの上位層」といえる割合ですね。
さらに30万円以上を受給する人に絞ってみると、その割合は男性で全体の約0.17%、女性は全体の約0.007%。
日頃の生活にかかるお金は、配偶者の収入、家族構成、住居形態などにより当然個人差があります。
とはいえ、公的年金だけで老後の生活費をすべてカバーできるケースはごくわずかであると考えてよさそうですね。
そして年金で不足する分は、ご自身で老後資金として蓄えていく必要があります。
現役世代のみなさんは、退職金や相続、教育費や住宅ローンといった、今後の収入・支出予定を一度棚卸ししてみるとよいかもしれません。
そのうえで、老後資金をしっかり準備できるペースを整えていきたいものです。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)