真のフェミニストが目指す世界、それはイギリスの女優エマ・ワトソンが国連スピーチで語った言葉がすべてだと思います。
「男性も女性も、繊細である自由、強くある自由。男性と女性というジェンダーを、ふたつの異なった両極端のもの、という考え方から自由になって、男性と女性をひとつのもの、として考えること。私は私である、と受け入れることで、もっと自由になる世界」
男性と女性の性差をなくし、平等でありながらも、一方で「男性らしさ」「女性らしさ」を選択し、追求する自由がある世界。これが、フェミニストの目指している世界なのです。
一方、ツイフェミには「目指す世界」があるのでしょうか? 筆者の答えは「NO」です。なぜなら、彼女たちの目的は「理想とする世界を創ること」ではなく、「自分の気に食わないものを排除すること」なのですから。
目的なき運動に、誰が賛同の手を挙げるのでしょう。
おわりに
今、大人気の漫画「呪術廻戦」。その中のヒロイン釘崎野薔薇は、男性人気よりも女性人気の方が高いそうです。彼女の名言に以下のようなものがあります。
「私は綺麗におしゃれしている私が大好きだ!!強くあろうとする私が大好きだ!!私は『釘崎野薔薇』なんだよ」
このセリフこそが、フェミニズムの真髄である。筆者はそう思います。
参考資料
- エマ・ワトソン UN Women 親善大使 国連でのスピーチ (国連広報センター/YouTube)
大中 千景