半導体製造の自給率アップへ、欧米で資金支援相次ぐ 日本はパワー半導体強化に照準 2021.03.25 13:00 公開 執筆者稲葉 雅巳 先端半導体製造に向けて、欧米で国家レベルでの支援策が続々と打ち出されている。新型コロナウイルスに伴うサプライチェーンリスク、さらには米中対立などの地政学的リスクなども増大しており、自国内や域内での半導体生産強化を目指す。大手半導体メーカーの工場誘致も積極的に行う構えだ。一方、日本国内は2050年でのカーボンニュートラル実現に向けたグリーン成長戦略を掲げており、パワー半導体に照準を合わせた支援プロジェクトにも注目が集まる。 記事の続きを読む 関連記事 半導体設備投資、2年連続で1000億ドル超 2021年の世界半導体設備投資は前年比8%増の1110億ドルが見込まれており、2年連続で1000億の大台を突破することになりそうだ。TSMC、サムスンの大手2社が巨額投資を敢行する構えで、両社合算の投資金額が全体の51%を占めるという構図になる。近年はこの2社にインテルを加えた3強による大型投資が展開されていたが、同社の先端プロセスにおける生産戦略に見直しがかかっていることもあり、勢力図が変わりつつある。SMICなどを中心に半導体国産化に向けた戦略的投資が進められていた中国勢の投資は、米中対立の影響などを受けてまだら模様の印象だ。 世界覇権を狙う中国のハイテク技術力――注目の12分野 数年前までユニクロで買い物すると、ほとんどのアパレル製品は「メード・イン・チャイナ」の中国の現地生産品だった。しかし、いま上海のアパレル店舗に行くと、カンボジアやベトナムなど中国以外の国で生産された衣料品が多い。上海人の友人は「私は品質のいい中国製の方を選ぶようにしている」と話す。 ルネサス、欧州半導体大手のダイアログ買収へ 国内半導体大手のルネサス エレクトロニクスは、アナログ半導体が主力のダイアログ・セミコンダクターを買収する。発行済み普通株式および発行予定普通株式のすべてを取得し、完全子会社化する手続きを開始する。買収金額は約49億ユーロで2021年末の取引完了を目指す。ルネサスは買収を通じてアナログ分野を一層強化し、事業ポートフォリオの拡充を図る。 SMIC制裁と米中ハイテク戦争 ~踏み絵を前にしたベンダー企業と漁夫の利のライバル企業 韓国SKハイニックス、次世代リソ技術「EUV」の難題解決策を提示 プロセス改善へ3項目を提示 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL