工夫その3 自分で作る年金「iDeCo」

最後は「個人型確定拠出年金」iDeCo(イデコ)です。

iDeCoとは

「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は、自分の年金を自分で準備するための制度です。

加入条件や毎月の拠出額が人によって異なりますが、iDeCoのメリットは以下の3つの税制優遇が受けられる点にあります。

  • 掛けたお金が全額所得控除の対象となる。これにより所得税や住民税が軽減される。
  • 運用益が非課税になる。通常運用で出た利益には約20%が課税されるが、iDeCoで運用して出た利益は非課税になる。
  • 受給年齢に到達した時に受け取る際にも所得控除が受けられる。

このようにメリットが多いiDeCoですが、「60歳までは原則お金を引き出せない」「開始年齢が遅くなると運用益が思うほど出ない」というデメリットも。iDeCoの利用を検討している方は、できるだけ早めに開始するのがおすすめです。