おわりにかえて

亡くなった人がどこの金融機関で取引しているか分からないときは、金融機関を1件ずつ取引の有無を確認していくことが必要になります。

大切な人が亡くなって落ち着かない中で1件ずつ金融機関を回っていくのは、考えただけでも大変な作業です。

自分がどこの金融機関で取引をしているのかだけでも、事前に伝えておくか記録しておくようにしたいですね。

また、預金は相続預金が払い出されるのに時間がかかりがちです。家族の生活費を速やかに用意したい場合は、生命保険に資産を分けておくことをおすすめします。

生命保険は遺族にお金を遺す役割を持っていますので、保険金の請求手続きは難しくありません。

さらに、生命保険は死亡保険金の受取人を複数指定できますから、渡したい人に資産を分割して残すことができます。親戚一同で集まって協議したり、手続きする必要もありません。

それぞれの目的に合ったお金の分け方を前もって考えておき、自分にはどんな保険が合っているかをFPやファイナンシャルアドバイザーに相談しておけば安心ですね。

これを機に自分のお金と家族のことを考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料