ウインターシーズンのスノーレジャーはもちろん、春から秋にかけてのグリーンシーズン向けに、北アルプスの絶景を眺めながらキャンプができるテントサイトやハイキングコース、ロープウェイを活用した紅葉シーズンの空中散歩、マウンテンバイクのレンタルやドッグランなど、アクティビティの拡充にNSDは積極的に投資しています。

では、そんなNSDの事業の概要と近年の業績を、チェックしていきましょう。

インバウンドとグリーンシーズンの好調に新型コロナが冷や水

NSDは、岐阜・長野・群馬の3県で計8カ所のスキー場を運営。日本有数のビッグゲレンデ「白馬八方尾根スキー場」もその一つです。日本駐車場開発(2353)の子会社で、ブームが去って低迷していた国内スキー場の取得・再建によって成長してきました。

2020年7月期末時点では、ウインターシーズンの来場者146万3000人に対し、グリーンシーズンが30万8000人と全体の2割弱を占めています。

続いて近年の業績を、2018年7月期から2020年7月期までの3年間で見てみましょう。

売上高は、64.2億円⇒66.3億円⇒60.6億円と推移しており、営業利益は6.2億円⇒6.3億円⇒3.2億円、当期純利益は3.8億円⇒6.1億円⇒1.4億円となっています。

2019年7月期は、寒気の流入が遅くスキー場のオープンが予定より遅れましたが、後半から降雪に恵まれ、スキー場の来場者数は前年比1.6%増(169万1000人)。特にインバウンドは9.1%も伸びました。

グリーンシーズンの来場者は47万2000人と前年比5.5%増で、北アルプスを一望できる山頂テラス「白馬マウンテンハーバー」のオープンが大きく貢献したようです。こうしたことから2019年7月期は増収増益、売上高は過去最高となりました。