「デジタル敗戦国」日本に天才IT大臣オードリー・タンは現れるか

Audrey Tang/WIKIMEDIA COMMONS

今回は、注目の人としてオードリー・タン氏を取り上げます。中華民国(台湾)の天才プログラマーであり、台湾史上最年少の35歳で閣僚に就任した現役の政治家でもあります。台湾の先進的なコロナ対策を牽引する若きリーダーとして、日本のニュースでも最近よく取り上げられています。

名前は知らなくても、ニュースで見た方は多いのではないでしょうか。そう、長髪で往年の山下達郎みたいなヘアスタイルの人です。ちょっと古い例えですが。当記事では、オードリー・タン氏の人物紹介と、ITと政治の関係について考えていきます(以下、敬称略)。

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天才的なプログラマーとして注目を集める

オードリー・タン(唐鳳、Audrey Tang)は1981年4月18日生まれ、現在39歳です。ちなみに、日本の若手・人気政治家の代表ともいえる小泉進次郎氏と同年齢ですね。

オードリーは幼少時代からコンピューターに興味を示し、14歳のときに学校生活に馴染めなくて中学を中退しています。そして19歳のときに、シリコンバレーでソフトウェア会社を起業しました。

オードリーは米アップルなど世界のIT企業の顧問を務めるとともに、フリーソフトウェアへの貢献でも知られています。様々なフリーソフトウェアの国際化と地域化に対する貢献や、オープンソースに関連する書籍の中国語への翻訳も行っています。そんなオードリー・タンは、台湾で「ITの神」と呼ばれています。

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執筆者

東京都出身。元会社員。成蹊大学経済学部卒業後、バブル期に広告企画制作プロダクションのフロムガレージ(現DGグループの前身)に入社。その後、転職を繰り返しながら主にBtoB企業のプロモーション企画制作に従事。また編集プロダクションで書籍・ムックの編集・ライティングに携わる。近年では、LCA関連の環境ラベル「CFP(カーボーンフットプリント)」の制度試行事業(経産省)下での広報業務にも従事。最近は、フリーの編集者・ライターとして主にIT分野を中心に活動中。主な書籍関連実績:『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』(責任編集/笠倉出版社)、『ロックの教科書』(共著/笠倉出版社)