フリマアプリで商品が売れたら、梱包をして発送することになります。この作業に手間や時間がかかるので面倒だなと感じる人も少なくありません。フリマアプリの梱包材に関してはコンビニなどでも売っているので簡単に手に入りますよね。でもその梱包材、本当に買っていいのでしょうか?
フリマアプリの専門家が気になる梱包材のコスト
ネットオークションを含めると、筆者はもう17年以上梱包作業をし続けています。できるだけお金をかけないことがモットーなので、家にある紙袋や包装紙などを使ってきました。それに17年前には、ネットオークション専用の梱包材が売られていなかったと記憶しているので、「自分でどうにかしないといけない」というのが正しい表現かもしれません。
でも今はフリマアプリに使える梱包材もあり、コンビニなどでも簡単に手に入るようになりました。とても便利ですし、時短や手間抜きになるのですが、筆者が気になるのは「コスト」です。梱包材を買うということはお金を支払っているということ。
1つ1つの金額は決して高くはありません。例えば100円ショップやホームセンターにいけば、100円程度で買えることもありますよね。でも買う回数が多くなり、梱包材のコストが積み上がったら…。その金額は意外に大きいのではないかと思っています。
なぜ梱包材のコストを見落としてしまうのか?
フリマアプリで物を売るのは、お金を得ることが目的の1つです。手元に入ってくるお金は、フリマアプリに支払う手数料、そして送料になるのですが、そこに梱包材のコストも入るのを忘れてはいけません。でもそのコストが蔑ろにされてしまうことがあるのです。理由は2つです。
手数料や送料の方が気になってしまう
フリマアプリに出品すると販売手数料が取られます。メルカリは10%、ラクマは6.6%、PayPayフリマは5%です。「手数料」という言葉の響きもあるのでしょうか。出品者はどうしても手数料を気にしてしまいます。加えて送料も負担になってくるので、「手数料と送料でいくらかかるな」という考えになりがちです。
この2つで出品者が気にするコストのほとんどを占めてしまうこともあり、梱包材のコストを見落としてしまうことが多いのです。
金額が小さい
梱包材自体の値段は、さほど高くはありません。100円ショップでも売っていますから、あまり負担に感じないことも少なくないのです。もちろん、まとめて10枚とか100枚になると値段も高くなりますが、1回分を計算すると「このくらいならいいかな」となってしまいます。でもそれが積み重なったらどうでしょう。知らないうちに数千円というお金になってしまうかもしれません。