50代はどうやって貯蓄を増やしているのか

ここまでのお話で、50代世帯の貯蓄額は「コロナ前」より増加していることが分かりました。

そこで、どのような形で金融資産を保有しているのかについても、コロナ前後を比較していきましょう。

50代「種類別金融商品保有額」平均(金融資産を保有していない世帯を含む)

2019年→2020年でどう変わった?

2019年:1194万円→2020年:1684万円

《内訳》

預貯金(うち運用または将来の備え):445万円→633万円

  • (うち定期性預貯金:255万円→381万円)

金銭信託:3万円→18万円
生命保険:324万円→350万円
損害保険:39万円→44万円
個人年金保険:145万円→146万円

債券:9万円→96万円

株式:118万円→189万円

投資信託:45万円→113万円

財形貯蓄:61万円→86万円

その他金融商品:6万円→10万円

預貯金が増加していることに加え、債券、株式、投資信託などの投資商品の金額の増加が目立つ結果となっています。

万が一のときの預貯金に加え、老後資金の準備のために資産運用を視野に入れるケースが増えたことを示しているのかもしれません。