では、40代の金融資産保有額のあらましがわかったところで、保有額ごとの割合をみていきましょう。

40代の金融資産保有額の分布

  • 金融資産非保有・・・13.5%
  • 100万円未満・・・8.7%
  • 100万~200万円未満・・・6.5%
  • 200万~300万円未満・・・7.3%
  • 300万円~400万円未満・・・5.1%
  • 400万円~500万円未満・・・5.4%
  • 500万円~700万円未満・・・8.7%
  • 700万円~1000万円未満・・・9.0%
  • 1000万円~1500万円未満・・・12.7%
  • 1500万円~2000万円未満・・・7.3%
  • 2000万円~3000万円未満・・・5.1%
  • 3000万円以上・・・7.6%
  • 無回答・・・3.1%

金融資産非保有、つまり貯蓄ゼロの世帯が13.5%いる一方で、2000万円以上保有している世帯が12.7%となっています。

次では、「貯蓄額」とセットで考える必要がある「負債額」、つまり借入金の額についてみていきます。

40代の負債額はいくらか

「いくら貯蓄があっても、借金があれば意味がないのでは?」なんて思われた方もいらっしゃるでしょう。同調査では「借入金」についてもたずねています。

その結果、40代で「借入金がある」と答えた世帯は64.5%でした。

そして、「借入金がない」と答えた世帯も含めた、40代世帯の借入金残高は

  • 平均・・・1325万円
  • 中央値・・・750万円

となりました。

ちなみに、借入金があると答えた世帯のみの「借入金残高」は

  • 平均・・・2058万円
  • 中央値・・・1700万円

となりました。

借入金があると答えた世帯のみの「借入金残高」は年代ごとに、以下のように推移しています。

  • 20代・・・平均478万円・中央値200万円
  • 30代・・・平均2367万円・中央値2450万円
  • 40代・・・平均2058万円・中央値1700万円
  • 50代・・・平均1316万円・中央値1000万円
  • 60代・・・平均691万円・中央値498万円
  • 70代以上・・・平均1349万円・中央値500万円

子どもの教育費に加え、住宅ローンの返済に追われる人が多い40代は30代に次いで借入額が多い、という結果となりました。