老後破産のおそれも?65歳以降も住宅ローン返済が残る人の末路

年金収入でローンの返済は可能か?

それでは、定年を迎えた後、年金生活に入ってからもローンの返済を続けることは可能なのでしょうか。総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)」によると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)の実収入は月平均237,659万円、消費支出は239,947万円です。世帯主が65~69歳世帯の黒字率は-21.9%で、貯蓄を切り崩しながら老後生活を送っている様子がうかがえます。しかし同データにおける住居支出は13,625万円で、構成比は5.7%にすぎません。

定年後は現役時代よりも収入が減少するため、貯蓄を元に生活基盤を整える世帯が多くなります。老後も住宅ローンを払い続けられるかどうかは世帯それぞれの収支によりますが、決して余裕のある生活というわけにはいかないようです。上記の構成比を上回る高額な住宅ローンを払い続けていくことは、老後生活において大きな負担となるであろうことが容易に想像つくのではないでしょうか。

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執筆者

IT企業の金融系子会社で債務整理に関わる業務に携わり、さまざまな人間模様を垣間見てきました。出産後はフリーライターとして活動中。生活を締め付けない節約ライフを目指して、暮らし・育児・お金に関わる情報を発信していきます。