「働き方」と「年金」の深い関係
働き方の多様化がすすむ今。起業・独立などを通じてキャリア形成を図る人が増えています。
ここで心得ておきたいのは、働き方を変えることは、直近の収入だけではなく、老後の年金受給額にも大きく関わってくるという点。
会社員からフリーランスや自営業に転身した場合には、国民年金加入期間が長くなればなるほど、定年まで勤めあげた場合よりも老後に受け取れる年金額は目減りすると考えてよいでしょう。
まずは、付加保険料の納付、国民年金基金への加入、年金の繰り下げ受給といった「年金受給額を増やすしくみ」の活用を検討なさることをおすすめします。
その上で、iDeCo、つみたてNISA、個人年金、小規模企業共済、といった自助努力で資金形成を進めていくことがたいせつです。
この自助努力こそが、厚生年金受給者との「老後の年金格差」を少しでも縮める一助になる可能性があります。
「フリーランスとして独立したいけれど、老後のお金のことが心配で・・・」などとお悩みの方は、一度お金のプロに相談されてみるのもよいでしょう。
あなたの働き方にぴったりの、無理のないお金の増やし方を見つけるきっかけになるかもしれません。
参考資料
- 厚生労働省「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金見込額の試算」