毎年貯金が順調にできている、という人はそんなに多くないようです。

むしろコロナ禍で収入が減少し、貯金を切り崩しながら生活している人の方が多いかもしれません。

私は生命保険会社で、マネーセミナー講師やマネープランニングのアドバイザーとして、20~70代まで1000人以上のお客様のお金の相談を受けてきました。

どの年代のお客様からも多かったのが、「なかなか貯金が増えなくて困っている」という相談です。

そこで今回は年齢別の貯金額を比較し、各世代で貯金1000万円を持っている割合について見ていきたいと思います。

年齢別の貯金、1000万円超は何割か

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」から、金融資産を保有していない世帯を含んだ場合の年齢別貯金額の分布をみていきましょう。

20歳代

  • 金融資産を保有していない:16.0%
  • 100万円未満:20.0%
  • 100万円以上200万円未満:16.0%
  • 200万円以上300万円未満:12.0%
  • 300万円以上400万円未満:0.0%
  • 400万円以上500万円未満:12.0%
  • 500万円以上700万円未満:12.0%
  • 700万円以上1000万円未満:4.0%
  • 1000万円以上1500万円未満:4.0%
  • 1500万円以上2000万円未満:0.0%
  • 2000万円以上3000万円未満:0.0%
  • 3000万円以上:0.0%
  • 無回答:4.0%