何が高い?意外な発見

では、一体何が大阪では高いのでしょうか。Nikkei Asia 紙(※3)によれば、EIUのグローバルチーフエコノミスト、サイモン・バプテスト博士は「男性のビジネススーツやスポーツクラブの会費が東京より大阪のほうが高い」と話しているということです。

3月の調査結果では「男性ビジネススーツの平均価格が、大阪では1,483.82ドル(約15万6,000円)のところ、東京では 960.85ドル(約10万円)ということが分かった」とのこと。男性スーツが東京より大阪の方が高いとは意外でした。

単純に考えると、大阪の男性がおしゃれでスーツの需要が多いのか、それとも男性スーツを売る店が少ないのか、ということになります。

他には、9月の調査結果で大阪はパソコンが世界一高いということが分かったそうです。コロナ禍により在宅ワークへ切り替える企業が増え、パソコンを購入する人が急増し世界的に値上がりしました。その中でも、大阪は1台平均約1,828ドル(約19万円)と最も高いということです。

ちなみに東京はパソコン価格も上位10位に入っていません。東京と大阪でパソコンの値段はそれほど違うものなのでしょうか。確かに東京は店舗数が多いだけに競争が激しいのかもしれません。それとも、在宅ワークを強いられ慌ててパソコンを買い求める人達の足元を見て、商才に長けた大阪商人は値段を上げたのでしょうか。