「70代以上世帯」の貯蓄事情
「60歳以上・無職世帯」の貯蓄のすがたを把握したところで、今回のメインテーマである「70代以上世帯」の貯蓄状況をみていきます。
70代以上の貯蓄の種類別貯蓄現在高(二人以上の世帯、2019年)
金融機関
- 通貨性預貯金・・・580万円(25.8%)
- 定期性預貯金・・・962万円(42.7%)
- 生命保険など・・・352万円(15.6%)
- 有価証券・・・347万円(15.4%)
金融機関外・・・11万円(0.0%)
※四捨五入の関係で合計100%になっていません
これらをトータルすると、70代以上の平均貯蓄額は約2252万円となります。
先ほどの60歳以上である「無職高齢者」の平均「2244万円」からほぼ動いていないことが分かります。
70歳以上といえば、年金収入の不足分を補うために預貯金の取り崩しに入る世帯が増えるであろう世代。
60代をピークに貯蓄額が目減りしていく世帯が多いかと思いきや、意外に持っている、というイメージを持たれた方もいらっしゃるかもしれません。